私は水道管の修理代105,000円をどうするか悩んでいた〜
ヘソクリ全てかき集めても35,000円しか無い〜
後7万円も足りない〜
夫に借りるか?
おそらく夫の事だからまた「お前らは親子して俺の金をアテにするのか!」
そう罵って来る〜
けど罵られても貸してはくれると思う〜
7万円なら何とか返す自信もある〜
母にその事を話す〜
けど母はそれは嫌だと言う〜
それよりも私に「3万円だけ貸して欲しい〜」
「3万円に自分のお金2万円足して5万円を頭金に入れて残りは分割にして貰う〜」
「2月と4月の年金から残りを支払う〜」
「水道屋さんは同じ町内だから社長に頼んでみる〜」
母はアンタの旦那に罵られる位ならその方がマシだと言う〜
そうして貰えるのなら私もその方がいい〜
まずは頼んでみるから心配しなくていいよ〜
母の言葉に少し安心して私は自宅に戻った〜
なんだかんだで年末からずっと自宅を空けていた〜
家の外は除雪もきちんとしてあった〜
中に入ると洗濯物が干してある〜
台所もまあまあキレイに使ってる〜
ゴミはゴミ箱に入っているし洋服も脱ぎっ放しにしていない〜
ご飯も炊いて冷蔵庫には調理したおかずの残りも入ってる〜
夫の作ったおかずをつまみ食いする〜
うまいじゃん〜
サスガ夫〜
腕は落ちていないんだ〜
夕飯に母が作ってくれたチラシ寿司と天ぷらを出した〜
なんとなく不機嫌な態度で無言で夫が食べる〜
この男はいつもそうだ〜
私の母が作ってくれた物を食べる時はこうなのだ〜
なんだかな〜
ハァー
思わず深い溜息が出た〜
その瞬間夫が私を睨みつける〜
睨まれた途端ご飯が喉を通らない〜
お茶で流し込みながらどうにか食べ終わった〜
今日から又夫と二人の生活か〜
食器を洗いながらもう一度深い溜息をする〜
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